プライベート分が混ざったレシートや領収書は会計ソフトにどうやって記帳する?freeeを使っている場合の登録方法も解説

個人事業主の場合、プライベート用のものと事業用の消耗品などをまとめて購入するケースもあると思います。

しかし、1枚のレシートにプライベートと事業用が混在してしまった場合、どのように会計ソフトに記帳したらいいか迷う方も多いのではないでしょうか?

今回は、現金払いのレシートやクレジットカード明細にプライベートの支払い分が混ざっている場合の記帳方法について解説していきます。
また、freeeを使った具体的な登録方法も合わせてお話していきたいと思います。

目次

現金払いのレシートにプライベート分と事業分が混ざっている場合

スーパーやコンビニ、100円ショップなどで、事業用の消耗品とプライベート使いのものをまとめて購入するケースはよくあると思います。

もしプライベート用のものと事業用の経費が混ざったレシートなどがあれば、レシートの中の「事業用」のものだけにマーカーで線をつけておくか、印をつけておくようにしましょう。

そして、会計ソフトに入力する際には、事業用のものだけを経費計上します。
プライベート用のものは経費にならないので、間違って会計ソフトに入力しないようにしましょう。

プライベート用と事業用を分けていないクレジットカード払いの場合

次に、プライベート用と事業用でクレジットカードを分けていない場合や、急遽プライベート用のクレジットカードで事業用の経費を支払ったような場合です。

クラウド会計ソフトでクレジットカードを連携していると、プライベート用の支払いも自動で会計ソフトに取り込まれてしまいます。

そういった場合、プライベートの支払い分は「事業主貸」という勘定科目を使います。
freeeを使っていれば、「プライベート資金」という口座で処理します。

freeeの「明細を無視」は使わない!

プライベートの支払い分については「明細を無視」というボタンを使って、明細自体を除外している方も多いのではないでしょうか。

しかし「明細を無視」を使うのはおすすめしません

クレジットカード利用額が銀行口座から引き落とされるとき、プライベート用での利用額も含めた合計額で実行されます。
もし一部のクレジットカード明細を無視してしまうと、引き落とし額とクレジットカード明細額が合わなくなり、ぐちゃぐちゃfreeeになる恐れがあります。

クレジットカード払いの場合は、プライベート用の支払いを無視するのではく、「プライベートな出金として処理」というボタンを使ってfreeeに登録するようにしましょう。

すると、経費としてではなく「事業主貸」という勘定科目で登録できます。

そもそもプライベートと事業用を分けて購入するのがおすすめ

一時的にプライベートの支払いと事業用の経費が混ざってしまう場合には、お話したような方法で記帳していきます。

しかし、普段からプライベートと事業用が混在しているような場合には、その都度、事業用だけを仕分けするのはとても手間がかかります。

クラウド会計を使うのであれば、まずは事業専用の銀行口座とクレジットカードを用意することをおすすめします。

最初から事業用にプライベート分が混ざらないように切り分けておくと、クラウド会計を使った記帳は非常に簡単になります。
経費の支払いを事業用のクレジットカードに集約すれば、かなりの仕訳を自動で作ることができます。

まとめ

今回は、プライベート用のものと事業用の経費が混ざったレシートやクレジットカード明細の記帳方法を解説しました。

  • 現金払いのレシートであれば、事業用の明細にマーカーで印をつけておく。
  • 会計ソフトに登録するのはマーカーをつけた明細だけ。
  • クレジットカード明細にプライベートの支払いも混ざっている場合には、プライベートの支払い分は「事業主貸」の勘定科目を使う。freeeであれば、「プライベートな出金として処理」を選択。「明細を無視」は使わない!

ご参考にしてみてください。

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