【2024年度版】個人事業主向けの会計ソフト大全集!おすすめソフトや選び方も解説

個人事業主向けの会計ソフトは各社からさまざまな製品・サービスが提供されています。
どれを選んだらいいのか、迷われている方も多いのではないでしょうか?

今回は、2024年度版の個人事業主向けの会計ソフトを一覧でご紹介していきます。
また、会計ソフトの選び方や、当サイトのおすすめ製品も詳しく解説します。

目次

個人事業主向けの会計ソフト一覧

こちらが2024年版の個人事業主向けの主な会計ソフトの一覧です。
クラウドなのかインストール型なのか、対応OS、自動仕訳機能など、選ぶ際のポイントごとに比較してみました。

スクロールできます
クラウド or インストール料金
(税込)
対応OS銀行明細の連携自動仕訳電子申告画面

freee会計

クラウド
12,936円/年〜Windows/
Mac

⚪︎⚪︎⚪︎freee操作画面

マネーフォワードクラウド確定申告

クラウド
11,880円/年〜Windows/
Mac

⚪︎⚪︎⚪︎

やよいの青色申告オンライン

クラウド
11,330円/年〜Windows/
Mac

⚪︎⚪︎⚪︎

やよいの白色申告オンライン

クラウド
0円/年〜Windows/
Mac

⚪︎⚪︎⚪︎

HANJO会計

クラウド
12,936円/年Windows/
Mac

⚪︎⚪︎

ジョブカン青色申告

クラウド
13,200円/年Windows/
Mac

⚪︎⚪︎ジョブカン青色申告デスクトップ
やよいの青色申告24
やよいの青色申告

インストール
15,400円〜Windows
⚪︎⚪︎⚪︎やよいの青色申告_操作画面
やるぞ確定申告
やるぞ!青色確定申告

インストール
10,150円〜Windows/
Mac

××

MJSかんたん!青色申告

インストール
7,920円Windows
⚪︎⚪︎
みんなの青色申告
みんなの青色申告

インストール
10,780円Windows
⚪︎⚪︎
ジョブカン青色申告
ジョブカンDesktop 青色申告

インストール
5,500円〜Windows
⚪︎⚪︎

個人事業主が会計ソフトを使うメリット

まずは個人事業主のうちどのくらいの割合の方が会計ソフトを利用しているのかをみてみましょう。
2024年3月時点では、約40%の個人事業主が会計ソフトを使っています。
会計ソフトの利用者は年々増えているようです。

個人事業主の2024年3月末の会計ソフト利用率 (MM総研HPより)

個人事業主が会計ソフトを使うことで、次のようなメリットがあります。

会計ソフトを使うメリット
  • 簿記や会計の知識がなくても簡単に帳簿付けができる
  • 銀行口座やクレジットカードと連携することで、明細を自動で取得できる
    →誤入力が防げるうえに、記帳作業を効率化できる
  • 決算書や確定申告書が簡単に作成でき、申告書の提出までオンライン化で行える
  • インボイス制度や電子帳簿保存法に対応できる
  • レポート機能で、損益の状況や資金繰りをタイムリーに把握できる

会計ソフトを使うと、日々の帳簿づけが簡単になるとともに、確定申告のための決算書や申告書も会計ソフト内でスムーズに作成できます。

個人事業主だと、経営から経理業務まで1人で行っている方も多いです。
時間に追われる経営者が、できる限り経理業務の時間を減らして、営業に割く時間を増やすためにも、会計ソフトの利用は効果的です。

個人事業主の会計ソフトの選び方

クラウド型かインストール型か

会計ソフトには「クラウド型」と「インストール型」の2種類があります。

その名の通り、インストール型はPCにインストールして利用するのに対し、クラウド型ではWebブラウザからサイトにアクセスして利用する会計ソフトです。

クラウド型 インストール型
操作画面
PCへのインストール不要必要
デバイスPC、スマホ、タブレットPCのみ
ネット環境必要不要
対応OSWindowsとMacの両方に対応多くはWindows(一部Macも対応)
料金体系サブスクリプション型(利用料を支払)
バージョンアップ料は不要
ソフトウェアを購入(買い切り)
バージョンアップ料が別途必要
データの保存先クラウド上(運営会社のサーバ内)ローカルディスク
入力のしやすさ初心者でも簡単複式簿記の知識が必要
自動仕訳機能ありなし(一部のソフトでは対応)

クラウド型は、freeeやマネーフォワード、やよいの青色申告オンラインが人気です。経理初心者であっても入力しやすい工夫があり、自動仕訳機能も充実しています。OSやデバイスを問わず使えるのもポイントです。

一方、インストール型は、ネット環境がなくても利用できますし、経理経験者や従来の会計ソフトに慣れている方に操作しやすいのではないでしょうか。ただし、Windowsしか対応していなかったり、スマホやタブレットで操作できないものが大半です。

ちなみに、2024年3月時点では、会計ソフトを使っている個人事業主のうち約34%が「クラウド型」を使っています

個人事業主の2024年3月末の会計ソフト利用形態 (MM総研HPより)

freeeやマネーフォワードといった、初心者にとても使いやすいクラウド会計ソフトが、ますますシェアを伸ばしています。
その影響もあり、クラウド会計ソフトの利用者数が年々増えていて主流になっています。

これから会計ソフトを導入するなら、「クラウド型」をおすすめします。サポート体制も充実していますし、便利な機能も豊富に備わっています。

使っているOS(Windows・Mac)に対応しているか

事業用で使っているPCが会計ソフトに対応しているかどうかも選ぶ際の大事なポイントです。

クラウド会計の場合は、ネット環境さえあれば、Webブラウザから専用ページにアクセスするだけで会計ソフトが使えます。そのため、WindowsであってもMacであっても、OSに関係なく使うことができます。

一方で、ダウンロード型の会計ソフトの場合は、PCにソフトをインストールする必要があるので、OSが対応していないケースが多々あります。
とくに、会計や税務系のダウンロード型のソフトは、基本的にはWindowsしか対応していないものがほとんどです。

Macユーザーであれば、クラウド会計を選択することをおすすめします。

WindowsとMacに対応Windowsのみ(Macは非対応)
特徴WindowsでもMacでも使えるWindowsしか使えない
タイプクラウド型インストール型
代表ソフトfreee会計
マネーフォワードクラウド確定申告
やよいの青色申告オンライン
やよいの白色申告オンライン
やよいの青色申告
HANJO会計
ジョブカン青色申告
みんなの青色申告
MJSかんたん!青色申告

入力画面の操作がしやすか

会計ソフトを選ぶ上で、操作性の良さも大事なポイントになります。

最近の会計ソフトは、初心者や複式簿記がわからない方でも簡単に仕訳が作成できる機能が備わっています。

どのソフトも入力項目はそれほど変わりませんが、入力しやすい画面構成かどうかは、会計ソフトによってかなり変わってきます。

印象としては、freeeやマネーフォワードや入力画面がかなり洗練されていて使いやすい印象です。
一方、インストール型の会計ソフトは画面構成や見た目などで、好みが分かれるところではないでしょうか。

freee会計
freee操作画面
みんなの青色申告

e-Tax(電子申告)に対応しているか

個人事業主の場合、毎年2月後半〜3月前半にかけて「確定申告」をしますが、会計ソフトを使うととても簡単に決算書や申告書の作成ができます。

さらに、申告書の提出もe-Taxという電子申告をすれば、申告書を紙で印刷して郵送するという手間が一切かかりません。

ただし、会計ソフトによっては、ソフト内でe-Taxでの提出が完了するものもあれば、別途国税庁の「e-Taxソフト」などを使わないと電子申告できないものもあります。e-Taxソフトは初心者が使うには少々難しいと感じます。

おすすめはやはり、会計ソフトからそのまま電子申告ができるものです。

例えば、freeeの確定申告書作成と提出の画面がこちらです。
「基本情報の入力」→「収支の決算処理」→「内容確認」→「e-Taxでの提出」といった流れで、質問に答えながら入力していくだけで、あっという間に決算書や申告書が作成できます。
スマホアプリを使えば、freeeだけで電子申告も完了します。

freee確定申告画面

e-Taxに強い会計ソフトと弱い会計ソフトの違いがこちらです。e-Tax機能に関しても、クラウド型の会計ソフトがかなり進んでいる印象です。

e-Taxに強いe-Taxに弱い
特徴会計ソフト内で電子申告が完了電子申告するためには
「e-Taxソフト」を使う必要あり
タイプクラウド型インストール型
代表ソフトfreee会計
マネーフォワードクラウド確定申告
やよいの青色申告オンライン
やよいの白色申告オンライン
HANJO会計
ジョブカン青色申告
みんなの青色申告
MJSかんたん!青色申告

SUMOBIのおすすめのクラウド会計ソフト3点

個人事業主向けの会計ソフトとして私がおすすめするのは「クラウド型」の会計ソフトです。
初心者でも入力しやすい上に、自動仕訳機能や明細を自動で取得する機能なども備わっています。
クラウド型の中でも特におすすめの3点がこちらです。

freee会計

まずはfreee会計です。年々シェアを伸ばしてきている代表的なクラウド会計ソフトです。
freeeでは複式簿記を使わずに「取引」の登録で仕訳を作成するという、個性的な仕訳方法が特徴です。

さらに、機能を使いこなせれば、会計初心者だけでなく中級者や上級者にとっても非常に便利な会計ソフトです。

料金対応OSデバイス銀行・クレカ明細の連携自動仕訳電子申告レシート写真から自動仕訳スマホアプリサポート体制
12,936円/年〜Windows
Mac
PC
スマホ
タブレット
⚪︎
チャット・メール・
電話
(一部プラン)

freeeは記帳のための豊富な機能が備わっている上に、どの機能も使い勝手が良く、使いこなせれば経理の半自動化が可能です。
入力画面や操作画面も洗練されていて、クラウド会計であっても動作もスムーズです。
他の会計ソフトよりも料金が少し高いですが、その分、ユーザーに優しい仕様のためストレスなく使うことができる点で優れています。

トップ画面
私のfreeeの使い方
入力画面(簡単入力)
freee操作画面
入力画面(仕訳形式入力)
freee仕訳入力画面
確定申告画面
freee確定申告画面

マネーフォワードクラウド確定申告

次におすすめしたいのがマネーフォワードクラウドです。
マネーフォワードも基本的な機能は網羅されている上に、複式簿記での記帳もしやすいので、バランスの良い会計ソフトといえます。
さらに、マネーフォワードは外部連携機能が非常に充実しているのもポイントです。100社以上のサービスに外部連携できるので、売上や経費の明細を自動取得したい方におすすめします。

料金対応OSデバイス銀行・クレカ明細の連携自動仕訳電子申告レシート写真から自動仕訳スマホアプリサポート体制
11,880円/年〜Windows
Mac
PC
スマホ
タブレット
⚪︎⚪︎
チャット
メール
電話(一部プラン)

仕訳の入力画面は、初心者向けの「簡単入力」と、経験者向けの「仕訳形式入力」の両方が用意されています。使いやすい形式で操作できるのは嬉しいポイントです。

トップ画面
入力画面(簡単入力)
MF入力画面
入力画面(仕訳形式入力)
確定申告画面
マネーフォワード確定申告画面

\ 無料でおためし /

やよいの青色申告オンライン

会計ソフトの代表格、弥生も、クラウド会計が主流になりつつあります。
やよいの青色申告オンラインは、初心者でも入力しやすい機能が備わっているのが特徴です。
取引内容を選択するだけで複式簿記の勘定科目を自動で入力してくれるので、会計に詳しくなくても記帳ができます。

料金対応OSデバイス銀行・クレカ明細の連携自動仕訳電子申告レシート写真から自動仕訳スマホアプリサポート体制
11,330円/年〜Windows
Mac
PC
スマホ
タブレット
⚪︎⚪︎
チャット
メール
電話(一部プラン)

仕訳の入力画面も、とてもシンプルで使いやすい上に、確定申告もステップごとにわかりやすくナビゲートしてくれます。

トップ画面
入力画面(簡単入力)
入力画面(仕訳形式入力)
弥生仕訳入力画面
確定申告画面
弥生確定申告画面

\ 無料でおためし /

まとめ

今回は、個人事業主向けのおすすめの会計ソフトをご紹介しました。

  • 2024年のおすすめはクラウド会計ソフト
  • クラウド会計の中でも、初心者から経験者まで幅広い方に使いやすいのは、freee、マネーフォワード、やよいの青色申告オンライン
  • 確定申告まで会計ソフトの中で完結するものが便利

ご参考にしてみてください。

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