自宅を兼ねている事務所の水道光熱費を支払った

仕訳例

自宅兼事務所の6月分の電気代10,000円を口座引き落としで支払った。このうち、自宅としての利用分は60%の6,000円である。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額摘要
水道光熱費4,000普通預金10,0006月分電気代(事務所分)
事業主貸6,0006月分電気代(自宅分)

毎月、自宅分と事務所分を分けて計上する場合の仕訳です。
年度末に1年分をまとめて自宅分と事務所分に分ける場合には、毎月の仕訳では全額を「水道光熱費」に計上します。

クラウド会計での記帳方法

毎月、事業所分と自宅分を分けて計上する場合

マネーフォワード

「振替伝票入力」画面を開きます。

  1. 複数行の仕訳にするため、左上の➕ボタンを押します。

以下の仕訳を登録します。

  1. 借方(1段目)勘定科目「水道光熱費」、税区分「課仕 10%」、事務所分の金額(40%分)
  2. 借方(1段目)勘定科目「事業主貸」、税区分「対象外」、自宅分の金額(60%分)
  3. 貸方勘定科目「普通預金」、税区分「対象外」、今月の電気代全額
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年度末にまとめて、事業所分と自宅分を分ける場合

マネーフォワード

1. 毎月の仕訳

「振替伝票入力」画面で、毎月以下の仕訳を登録します。

  1. 借方勘定科目「水道光熱費」、税区分「課仕 10%」、自宅利用分も含めた金額
  2. 貸方勘定科目「普通預金」、税区分「対象外」

2. 決算時の仕訳

12か月分の電気代の入力が終わっていることを確認したら、「決算・申告」→「家事按分」から仕訳を作成していきます。

  • 右上の「+家事按分設定の作成」をクリックします。

家事按分設定の編集画面が開きます。

  1. 勘定科目「水道光熱費」
  2. 事業利用比率に事業での利用割合を入力(ここでは「40%」)

登録ボタンを押すと、これまでの入力内容によって計算された「仕訳登録済の経費合計額」「経費対象の金額」「経費対象外の金額」が表示されるので、確認後「仕訳登録」を押します。

仕訳が表示されるので、内容を確認します。自宅利用分の金額が「事業主貸」に振り替えられています。

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