現金出納帳と手元現金の残高に差異が発生した

仕訳例

現金出納帳の残高の方が手元現金の残高よりも1,000円多かった。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額摘要
現金過不足1,000現金1,000現金残高相違

もし、現金出納帳の残高の方が手元現金よりも少なかった場合には、貸借を逆にします。

実際の現金残高と現金出納帳の残高に差異があった場合には、まずは原因を探します。計算ミスがないか、取引の計上漏れがないかなど調査しましょう。
もし決算までに差異の原因が判明しなかった場合には、決算時に「現金過不足」勘定から次の科目に振り替えます。
個人事業主・・・「雑費」または「雑収入」
法人・・・「雑損失」または「雑収入」

クラウド会計での記帳方法

freeeやマネーフォワードでは「現金過不足」勘定がデフォルトで用意されていないので、直接「雑収入」、「雑損失」(法人)、「雑費」(個人事業主)の勘定科目で処理しましょう。

マネーフォワード

「振替伝票入力」画面で以下の仕訳を登録します。

  1. 借方勘定科目「雑費」(法人の場合は「雑損失」)、税区分「対象外」
  2. 貸方勘定科目「現金」、税区分「対象外」
freee

「取引」→「収支取引・資金移動の登録」の画面で以下の登録をします。

  1. 区分「支出」
  2. 決済ステータス「支払完了」
  3. 支払口座「現金」
  4. 詳細情報を登録にチェック
  5. 勘定科目「雑費」
  6. 税区分「対象外」